Vol.60 流氷を背にアイスクライミング
こんにちは。星野です。
道北地方、冬のハイシーズン。降雪量は少なめな気がしますが、相変わらず雪質は良すぎです!
今回のテーマは、網走アイスクライミング。
網走市は道東にあるオホーツク海に面した町で、刑務所や流氷で有名なのではないでしょうか?
「網走」という地名は「ア・パ・シリ」(我らが見つけた土地)や「アパ・シリ」(入り口の地)、「チバ・シリ」(幣場のある島)などの諸説があって定まっていませんが、いずれにせよ「アパシリ」というアイヌ語を漢字にあてたものとされています。
そんな網走市の北に突き出た能取岬。ここがアイスクライミングの出来るエリアとなっています。
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海岸線沿いには、大小様々な氷瀑があり、公表されているトポではF9まであります。
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網走市は北海道としては比較的温暖な地域のため、日中、日当たりの良い面にある氷は溶けてドロドロになります。そんな場所は朝早く、まだ気温が低いうちに登っちゃいましょう!
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そして、なんと言ってもこのエリアのすごい所は、流氷をバックにクライミングが出来る事です!サハリン北東部の海で産まれた流氷が北風に運ばれ網走までやってきます。なんとも神秘的な自然現象です。
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振り返れば奴がいる!
沿岸から流氷を確認できたそのシーズンの最初の日を「流氷初日」と言うらしく、この日はまさに流氷初日!流氷がどんどん迫ってくるので「今日中に着岸すんじゃねーか?」とワクワクしていましたが、着岸しませんでした。。。
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流氷の子供みたいなのはチラホラ見かけました。
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この日は天気が良く、対岸には斜里岳や知床連山が一望できました!
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このエリアは、前回の谷の話にあった様な、雪崩地形は上部にありません。上は平らな台地になっています。しかし、このエリアはシーサイドのため、潮が満ちると帰ってこれなくなる場所がありますので、潮の満ち引きには気を配っておきましょう!
アイスついでに流氷見学!流氷見学ついでにアイス!どちらにしても二度美味しいですね!
毎回の1枚。
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メンバーの谷や裕規達と行ったwapta icefield。この時僕はまだスノーボードをやっていて、スノーシューでエッサコラついて行きました。広いフィールドでのスキーの機動力を見せつけられ、この日を境にスキーに転向しました!