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Vol.46 北アルプス・秋の北鎌尾根


こんにちは星野です。

短い秋があっという間に過ぎ、北海道はすでに冬。周りの人達は、いそいそとスキーにワックスを塗り始め、すでに初滑りを楽しんでいる人もいます。今年は雪が降るのが例年よりも早く、雪が多い年になるのか?どんな冬になるのでしょうか?僕はというと、まだ全然準備していません。。。

そんな北海道を背に、先日秋の長野へ遊びに行ってきました。目的は小川山でのクライミング。でも、「せっかく遠方遥々来たので、何処か山にも登りたい」と言う事で、「風雪のビバーク」「単独行」でも知られる、日本のクラシック・バリエーションルートの北鎌尾根を登り、大キレットを越えて、涸沢まで縦走してみる事にしました。有名な涸沢の紅葉には遅かったですが、晩秋の北アルプスは人も少なく、静かな山でした。

1日目。朝6:30に新潟港に到着。天気も良く、急峻な谷を持つ山並みに興奮しながら、上高地を目指します。この日はババ平まで行き、まず1泊。

2日目。夜から雨が降り出し、起きた時にはテントの中がプール状態。ちなみに連れの新しいテントは何ともなかったです。テントは新しい方が確実に快適です。気分が良いとは言えない目覚めでしたが、次の日の天気予報は晴れ!それを信じて雨の中出発。昼には北鎌のコルに着き、今日はここまでと決め、ビッチャビチャのグッチョグチョのままテント張って昼寝。夕方には雨も上がり、明日の晴れに期待を込めて、飯だけ食ってそのまま朝まで寝続ける。明日は服乾くかな?雨のおかげで、テン場まで水を上げる距離が短くて済んだのは、不幸中の幸いでした。

3日目。朝起きると天気予報通り晴れ。テンションも一気に上がり。槍の頂上へ向けて出発です。

しばらく登ぼると、頂上が見えてきました。とても美しい稜線でした。

稜線伝いに登って行くと、いよいよ頂上まであと一歩!半乾きだった服もすっかり乾き、夜までに何とか寝袋も乾かしたいところです。

頂上からは、東西南北に延びる尾根がとても綺麗でした。天気が良ければ富士山も見えるようです。絶好の展望台ですね!

この日は南岳小屋まで行って終了。小屋の営業は既に終了していて、テント場には僕達だけ。この夜も静かな山でした。

4日目。これまたかっこいい稜線、大キレットを越え北穂高岳へ。こうなってくると気になるのは冬。冬はどうなってるんだろう?雪の稜線も綺麗でしょうね~来てみたいな~。

そして、涸沢へと下山。涸沢の紅葉も見てみたい。

標高の低い所ではまだ紅葉が残っていました。やっぱり僕は、カエデの紅葉が1番好きです。

よし!そろそろ冬に向けて準備しよう!!

今回の1枚。

ドドーーーーーーン!!デビルズタワー!!アメリカ・ワイオミング州北東部に存在する巨岩。高さ386m。映画「未知との遭遇」で宇宙船が着陸した場所です。この山はクライミングでしか頂上に登る事が出来ません。もちろん易しいルートもあります!懸垂で降りてきたら観光に来ていた人に声を掛けられ「頂上で何してきたの?」と聞かれました。正直に「peeしてきた」と答えると、爆笑していました。クライミングでしか行けない場所って、なんだか素敵ですよね?


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