Vol.34 スコーミッシュ滞在記
どーも、ボブです。 最近はこちら、squamishにおります。
ロッキーはLimestoneばかりですが、こちらは全てGranite。
写真の壁はchiefと呼ばれる花崗岩の一枚岩で、実は世界第二位の大きさ(体積比)があります。標高差は600m程、たくさんのルートがあり、大きな岩の懐にはたくさんのボルダーがあります。壁の基部にはキャンプ場もあるのでまさに天国です。
ヨセミテが暑〜いこの季節、いろんなとこからクライマーが訪れます。
滞在して一か月近くになりますが、ここ最近は暑い(西)日本を脱走し、SquamishにやってきたOffwidth(に挟まり、全身を擦り、血だらけになるの)が好き!という患者様達の治療に同行しており、僕も(つられて)よく挟まっておりました。笑
、、そこのあなたも治療が必要なのでは?と思いいくつかご紹介いたします。
まずはウォームアップから
・Split beaver(10b)
下から上へ徐々に広がったOffwidth、少し被ってるので見た目よりきつかったです。
続きましてテストピース?
・Hyper tension(11a) 膝が入るか否かで大きく変わります。
ハンドフィスト&膝のコンビネーションが使えれば楽なんですが、、
さて、ここからが本番
・Boogie 'til You Puke(11b)
アームバー・Tスタックを駆使し、諦めずにもじもじする、これぞOffwidth.
呼吸困難になって死にそうになりました。おまけにガバすら持てなくて落ちました。
続きまして、
・The Scimitar (11b)
見るだけでも感動します。写真ではわかりずらいですが30m以上ワイドが続きます。
最後は被った#6サイズになります。考えただけでワクワクします?
そしてこちらが今回の大本命
・Pipeline(10d)
こちらはマルチピッチの3ピッチ目になるのですが、出だしから垂直の#6、最上部#7くらいのサイズとなり、長さも40m以上あります。Big bro必衰です。ガイドブックにも”戦闘準備をせよ!”とまで書かれており、昨年・今年と2人の友人が昇天しました。サイズ、長さどれを取っても前者二つの11bよりどう考えてもハードだと思いますが、10dなんです。うそ~ん。
戦闘準備ができた方は是非トライしてみてください。。
〔Pipeline全景、写真中央の弓状にそりくり返った部分全てがワイド〕
来年こそ、お盆休みは灼熱の日本を離れ、涼しいSquamishでOffwidthとかいかがでしょうか?
もちろんOffwidth以外にもたくさん素晴らしいルートがありますのでご安心ください。
(僕はしばらく挟まれるのはいいかな、、)
○クライミングの後は、、
BC州は世界でも指折りのクラフト醸造所のホットスポット。
いろんなビールを楽しめるのも魅力の一つ。レスト日にはBrewer巡りもありかも。
中でも先日お邪魔させていただいたPARALLEL 49のビールはおすすめです。
・バンクーバーでしか楽しめないクラフトビール紹介
・・・実は日本でも楽しめます。
さて登りに行かねば。まだしばらくsquamish楽しみます。
以上、北米トリップ中のボブでした。