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Vol26 実は一番おすすめ!カナダのキャットスキー


大人の空間、チャッタークリーク

気づいたら1日遅れのアップになってしまっていた秋山です。締め切りは守らないと行けないですね。すみません。

さて今日のトピックはもちろん冬の話し! 暑い夏に冬に思いを巡らせるのは精神的避暑にになっていいですねー。

ということで、紹介するのはキャットスキーです。キャットスキー?ってなんでしょうか?

このブログを読むような日本の方の殆どはヘリスキーは聞いたことがあると思います。

そうです、ヘリコプターに乗って山の上に降ろしてもらい、ガイドと一緒に安全に高山帯からツリースキーまでを楽しみ、また下でピックアップしてもらい上に上げてもらうという、あれです。スキービデオに出ているような急斜面ばかりを滑るような勘違いをされている人もいるみたいですが、実際のお客さんは中級-上級の人なので、一番滑りやすい35度ぐらいの斜度を中心に滑るわけです。

キャットスキーとは、そのヘリ部分に雪上車(キャタピラが付いているマシーンでCatです)であがり、ピックアップポイントにまた雪上車が来て、それを1日繰り返すわけですね。

キャットスキーエリア

雪上車、上についているのはお客さんキャビンです12人乗り

ここで声をあげてアピールさせていただきたいのが、カナダのキャットスキーは凄いです。

何が凄いかというと、使用する山の面積。私の冬の主な仕事は、チャッタークリークという場所でガイドをしているのですが、使用する面積は58,000エーカーもあります。

1エーカーは1224坪なので、7千万坪。んーわからないですね。

東京ドームが11エーカーなので、東京ドーム5,200個分。山手線の内側約3個分。これぐらいのエリアには旧森林伐採で使用してた林道が縦横無尽に走っているので、参加者36名、キャット3台で使用するわけです。

赤い線がチャッタークリークの営業エリアです

参考までに約同じ縮尺で見た立山です。赤い点が立山ですね。

1日の滑走は無制限です。参加者の足並みが揃えば12本ぐらいはいけますね。標高差で5000mは滑ります。こんだけ滑れば1日で足はパンパン。マッサージが欲しくなるぐらいですね。

カナダのキャットスキーで多いのが、このような場所にヘリコプターで入山し、山奥にあるロッジに数泊しながら、毎日滑るわけです。

入山の様子

さて、ではキャットスキーは何と比べて、何がおすすめなんでしょうか?

以前のブログにも書きましたが、カナダでのスキーのスタイルには、

1. ホテルベースの1日日帰りバックカントリー

2. 山小屋に宿泊しながら、自分で登るバックカントリー

3. ヘリスキー

4. キャットスキー

とあります。例えば1と2は自分の足で登らないと滑ることはできません。道具も特殊ですし体力も必要ですね。もちろんこのスタイルを好む人もおりますし、自分も好きです。自然と一体となる感じがありますしね。ただやはり一部の方向けでしょう。

3のヘリスキーは、まず高いです。1週間単位のツアーが多いですが、1週間で120万ほど。また規定の累積標高差を滑ったあとは、オプション扱いになるので、ガンガン滑ると数十万の追加請求が来ることになりますね。ちなみにヘリでの1日平均標高差は8千メートルから1万メール。エベレストの頂上から下まで毎日滑るわけです。そんな太もも皆さん持っていますか?

通常、1日の後半は疲れてグダグダになります。しかもそれも累積標高差カウントされていますので注意です。ヘリで山頂に向かう時間は約5分。ヘリは通常いつくかのグループで共有して使用されますので、結構忙しい感じで1日が過ぎます。

そこで出るのがバックカントリーとヘリの中間にあるキャットスキー。

パッケージは3-4日が多く、1日の標高差も3000-5000m程度。しかもキャットで目的地に向かう間は20分から長くて60分ほどあるので、しっかり休めるわけですね。

どれだけ滑りたい、どれだけお金を使いたい、どれぐらいの技術がある、によってお望みのスタイルはもちろん変わりますが、キャットは皆様が楽しめるスタイルであることは間違いなしです。

ということで、是非近い将来カナダでキャットスキーを体験してみてください!

ちなみに、キャットはどの会社も人気があるので、結構予約が大変ですのであしからず。

チャッタークリークの来年度の予約状況 "Book now"の部分だけ空きがあるとうことです。

http://chattercreek.ca/availability-2016-2017/

朝はお客さんで賑わっています。ここから各キャットそれぞれの方向に向かいます

各キャットは12名乗り、以外に早く進みます

見える景色はもちろん全部滑ります

通常ツアーは三食付き、豪華なダイニングエリアで食べます

参加者は皆同じビーコンを使ってもらいます

2人一部屋使用します

ディナー、今日はステーキでした

2015年に新調されたキャット達

さすがに2週間降っていないとこのぐらいトラックがついちゃいます

着替え室

氷河スキーもできます


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