Vol 13.カナディアンロッキーでの登頂その3。 Acsent of the Canadian Rockies.
Hi GangI introduce Ascent of Canadian rockies to Japan today.So this post is only Japanese. Thank you for visiting this website.We'll post Japanese mountain culture next week.Regards
皆さん、いかがお過ごしですか?ご無沙汰しております。谷です。
LinkUpのブログも、もう13回目。魔の13階段と言われるこの数字。
このメンバーの中で汚れ役担当の僕にはお似合いですね。
さてそんな話はさておき、今回はカナディアンロッキー登頂シリーズ第3回。
バウンダリーピークをご紹介。
よくカナディアンロッキー登頂で調べるとMtアサバスカという山が出てきます。
なぜこの山が紹介されるかというとコロンビア大氷原の駐車場が非常に近いというアクセスの理由からよくあげられます。
そこにはホテルあり、レストランあり、キャンプサイトあり、少し離れてますがユースホステルもあり、快適に過ごすことが出来ます。まさにカナダ氷河観光の中心的な場所なんですね。
ただこのアサバスカ、アクセスがいいといっても決して簡単ではありません。
なぜなら標高が3491mあり、氷河も大きく、山中に山小屋がありません。
なので一気に登って降りてこなくてはいけないんですね。
天気さえ良ければ、技術的にも難しくなく冬の赤岳を鉱泉ベースで登頂できる方なら最高にいいルートになります。実際は全行程10~14時間の行動です。が!!
コロンビア大氷原の近くにあるため、空気が常に冷やされ、ガスがかかりやすく天気が読みずらい環境なのです。
氷河登高の場合周りが真っ白なのでガスがかかるとすぐにホワイトアウトになりやすく、クレバスも認識できなくなります。ですので、無理はできないですね。
でもせっかく日本から来たんだからもう少し行程が短くて、簡単、それでいて氷河も歩いてみたいし頂上にも立ちたい。
そんな欲張りなあなた。安心してください。あります。
そんなあなたにピッタリの山がすぐそこに。
それが、バウンダリーピークです。
右の山がMtアサバスカです。僕たちは正面の氷河を登り、まず左側のコルを目指します。
氷河末端です。ここまで1時間半ほど、雪山登山の経験があり氷河を歩いたことない方は、是非行ってみてください。非常に安定した氷河です。
また経験がなくともガイドを雇えば、この氷河を歩くまでなら誰でも行けます。
さてザイルを付けて登っていきましょう。冬山より快適ですよ。
だって夏ですから。冬より暖かいです。しかも使う装備は一緒ですので。
リトルアサバスカ氷河全景。歩いてみたくなりますね。
冒頭の写真と共にコルにつきました。
コルからバウンダリーピークを望む。最後は眺めのいい稜線歩きです。
頂上からの眺め。正面がMtアサバスカ、左の方にあるピークはA2と言い、
勿論登頂可能です。冒頭の写真もA2ピークです。少しだけハードですがより楽しいです。
さて下山は来た道を戻るのも良し、反対側の氷河に出るも良しです。
行程は往復7~9時間、最高の一日したね。
コロンビア大氷原の観光センターでビールで乾杯です。
技術的には残雪の穂高、剱、冬の赤岳、阿弥陀がいける方なら、
問題なく楽しめるはずです。
またそれ以外の方でも、ガイドさえ雇っていただければ、大丈夫。
経験的には夏の表銀座、常念、蝶の前山や槍ヶ岳に登れる体力があれば楽しめますね。
ご自身で行きたい方はもちろん、また氷河を歩いてみたい方、ワーホリの若者さんたちへ。
このブログはあくまで目安です。不安でしたらガイドを雇ってくださいね。
さあ未知なる扉を開いてください。日本では出来ない登山があなたを待っています。
ではまた次回。
行程:日帰り
装備:ザイル30m×1。氷河登高に必要な装備一式